ねずみ講で会社幹部逮捕へ 会員は大学生ら5千人という記事が出ていました。
いつまで経っても、騙される人はいなくならないものですね。
大阪市中央区の通信販売会社「EarthWalker(アースウオーカー)」が大学生らからねずみ講方式で金を集めた疑いが強まったとして、京都府警は26日までに、無限連鎖講防止法違反の疑いで同社の幹部ら10人前後を近く逮捕する方針を固めた。経済産業省によると、同社の会員は全国で約5000人に上ったとされる。これって、典型的なネズミ講ですよね。
調べなどによると、幹部らは、1口17万円で通信販売業のオーナー会員になり、新会員を獲得すると約2万円が得られるねずみ講を運営していた疑いが持たれている。
同社は2003年12月に設立。通販カタログを配布すれば売り上げの一部が得られると勧誘する一方、子会員を獲得すると「代理店」「総代理店」へ格が上がり分配金が増えるとして、関西の大学生らを中心に会員を募ったとされる。
大学生が5,000人も引っ掛かるとは、ちょっと驚きです。
ネズミ講は、一部の上位者は利益を上げることが出来ますが、残りの大多数の人は損をします。
こういうのは、義務教育の課程できちんと教えてほしいものですね。
確かに、一見おいしそうな話には聞こえるでしょう。
始めに17万円払って、その後、知り合いを9人誘い込めば元が取れ、それ以降は1人につき2万円の利益です。
もしかしたら、子が孫を作った場合にもバックマージンが入る仕組みになっているかも知れません。
しかし、8人以下しか勧誘できなかったら、赤字です。
さらに、自分が誘い込んだ友達が、口下手で8人以下しか誘い込めなかったとしたら、その友達は「うまい話だと思ったのに、実は違法行為のネズミ講じゃないか」と腹を立ててしまい、もはや友達ではなくなってしまうでしょう。
これこそが、目先の利益ばかり考えていたことに関する自業自得です。
世の中、うまい話や錬金術というのは存在しません。
うまい話には様々なリスクが付きものです。
楽をして儲けようなどと安易に考えてはいけません。
悲しいことに、今の世の中、人を騙してお金儲けをしようという人が少なくありません。
うまい話を耳にしたら、まず、自分は騙されかかっているのではないかと考えることが、自分の資産を守る基本原則だと考えて差し支えないでしょう。
どうしてもお金を殖やしたいなら、十分な研究をしてから株式投資などをするのが良いでしょう。
もちろん、ホリエモンや村上ファンドのようになるのは、論外ですが。
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