米国産牛肉を食べたくない人々

Yahoo!ニュース - 読売新聞 - 米国産牛肉「食べたくない」45%…読売調査という記事が出ていました。
数値的には、そんなものかなとは思うのですが、気になるのは人々の実際の行動です。

 読売新聞社の全国世論調査(5、6日実施、面接調査)で、輸入が再開された米国産牛肉の安全性に「不安」を感じている人が「大いに」「多少は」を合わせて80%に上った。

 「不安を感じていない」は計19%だった。また、米国産牛肉を食べたいと思うかを尋ねたところ、「食べたくない」が45%、「しばらく様子を見て判断したい」が43%と、“消極派”が約9割を占めた。「食べたい」は10%にとどまった。

 米国産牛肉は既に、一部の大型量販店で売られており、今後販売が拡大される見通し。だが、消費者の多くは米国産牛肉の安全性について不安感を持ち、購入を手控える傾向にあることが浮き彫りとなった。

私は、年に数回、仕事の関係で米国に出張するのですが、現地でも、機内食でも、牛肉を避けることはしません。
私の周りの日本人を見ていても、「アメリカで牛肉は食べないことにしている」と言っている人はほとんど見たことがないです。
もっとも、米国人が一緒のことも多いので、発言内容によって政治的な議論になるのを嫌って何も言わない人もけっこういるのだとは思いますが、行動面でも、米国産牛肉に拒否反応を示している人はあまり目にしないです。

アメリカに行く機会がある人とない人とでは、米国産牛肉に対する抵抗感に違いがあるのではないかと予想しているのですが。
新聞社の調査は画一的で、そうした視点での調査は皆無に等しいのが残念です。

個人的には、各種の報道から得られる情報からの判断ですが、今のような調査方法と、実際の調査の精度からすると、日本産と米国産とで優位な違いがあるとは思えません。
「牛肉は一切口にしない」という極端な行動を取らない限り、リスクに差はないだろうと思っています。

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