ソフトバンクの基本使用料・通話料・通信料の非請求の効果はゼロ

ソフトバンクは、消費者をだますのが得意な企業だなとつくづく痛感しました。
お詫びです…ソフトバンクが料金6日分請求せず 携帯新プラン混乱で-ビジネスニュース:イザ!という記事が出ていました。

これを読んで、「ソフトバンクは反省しているし、誠意のある会社なんだな」と感じた方もけっこういらっしゃると思います。
でも、今回の非請求という対応は、実際に迷惑を被った利用者には、まったく得にならない対応なのです。

 ソフトバンクモバイルは17日、携帯電話の番号ポータビリティ(番号継続制)開始に合わせて導入した新料金プランについて、10月26日から31日までの期間の基本使用料、メール・通話料、ネット通信料を請求しないと発表した。導入当初、店頭での受付で待ち時間が長時間に及び、従業員の説明も混乱したことから「お客さまへのおわびの措置」としている。非請求の対象は9万人、総額5000万円に上る。
 対象となるのは「通話・メール0円」とうたった「ゴールドプラン」(予想外割)と、NTTドコモと「au」の基本使用料よりも常に210円安くする「ブループラン」「オレンジプラン」の3つの新料金プラン。
実は、この件のお詫びのはがきが、我が家にも今日届きました。
手紙の郵送料だけでも相当な金額になったでしょうね。

でも、お詫びの文面を読んで、がっかりしました。
問題は、10/26-31という期間です。
我が家は、ソフトバンクのAQUOSケータイに機種変で書いたように10/28に新スーパーボーナスに加入して新しいプランに乗り換えました。
新スーパーボーナスには契約月を含めて2ヶ月無料というキャンペーンがあり、そのため10/28-10/31は我が家では元々無料でした。
したがって、今回の非請求によって得になるのは10/26,27の2日間かなと思いきや、非請求の対象は「新料金プランにてご利用になられた」と書いてありますので、機種変前の従来のvodafone時代のプランに対しては効力がありません。
結局、我が家で新たに非請求になった金額はゼロです。

今回のMNP以降に機種変更をした多くのユーザは、元はvodafone時代のプランに入っていたことでしょう。
我が家とまったく同じことになるはずです。

要するに、10月下旬から11月上旬に、ソフトバンクのコンピュータ処理能力不足で長い時間待たされたり、後日、出直さざるをえなくなった、真に迷惑を被ったユーザのほとんどには、今回の非請求で新たに請求が減った金額は実質ゼロなのです。
これが、ソフトバンクの真実です。
どうしてメディアがこれを報道しないのか、不思議でなりません。

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