不二家の食品衛生上の問題、なかなか収束する気配を見せませんね。
毎日のように新たに悪い事実が発覚しています。
第一報を聞いた時は、正直、そんなに騒ぎ立てることだろうかと、内心思いました。
消費期限を1日過ぎた牛乳、我が家では1日過ぎたくらいでは捨てませんね。
納豆や卵も、3日以上過ぎたら考えますが、1日や2日では「もったいない」という思いのほうが強く、異臭がしたり味が変だったりしない限りは、口に入れてしまいます。
なので、第一報を聞いた時点では「たまたまミスで消費期限切れのものを使っただけのことで、世間はすぐに忘れてしまうだろうな」と思っていました。
しかし、日を追うに連れ、消費期限切れ食材の部門間の押し付け合い、廃棄手順自体の不備、工場内でのネズミの捕獲など、これでもかこれでもかというくらいに問題が露呈して来ました。
ミスで使ってしまったのではなく、消費期限切れ食材の利用が常態化していたというわけです。
極めつけは、以前の食中毒事件を公表せずにいたことですね。
不二家は、雪印事件で何も学ばなかったのだろうか、と思ってしまいます。
流石にそろそろ悪材料も出尽くすだろうとは思いますが、これだけ連日マスコミを賑わしたら、顧客の不二家離れは相当なものだと思います。
正直、私も、今では不二家のものはいっさい買いたくないなという気持ちが強くなって来ました。
時々足を運んでいた不二家レストランも、不二家という名前がついているだけで、今はあえて行こうとは思わなくなりました。
不二家が、雪印と同じ運命をたどるのか、時間を掛けて自社で再建できるのか、興味深いところです。
雪印のように社長が「私は寝ていないんだ」といった発言が出ていないのが、唯一の救いでしょうか。
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