MASTERキートン File12【感想】

TSUTAYAのDISCASでDVDをレンタルして観ました。
第23話はテレビでも観ていて結末も覚えていたので、新エピソード目的でレンタルして観ました。

第23話「出口なし」は、キートンが拳銃に関する世の中の迷信を逆手に取ってピンチを切り抜けて行きます。
まずは、「拳銃の銃口を塞いで銃を発射すると、暴発して銃を撃った人が大怪我をする」というもの。これは、銃口を溶接するなどして塞いだら、暴発につながるかも知れませんが、指を入れたくらいではそうはならないですよね。銃を持っているほうも、銃を手前に指なんか簡単に抜けるのに。まあ、キートンのハッタリが上手かったというところでしょうか。
次は、「散弾銃の弾は人を突き抜けるので、標的の人の後ろにいる人も大怪我をする」というもの。今回の場合、押さえている人の顔や手にも直接当たる可能性があるので、大怪我をするのはあながち嘘ではないですけど、冷静に考えれば変な話ですよね。きっと、散弾銃を持って来た人は、誰かから銃を借りてきたのでしょう。ここでも、キートンがさも当然のように話したのが効果的でした。
最後の「銃身が曲がった銃では弾は出て来ない」に関して、このストーリーでは弾が出てキートンは窮地を脱したのですが、ちょっと疑問があります。もしも、弾が短いタイプのものだったならば、発射できたでしょう。ただ、このストーリーで描かれていた銃弾は、けっこう長いタイプのものでした。あれだけ長いと、流石にあの銃身のカーブは通れないと思います。しかも、弾は回転しながら出て来るので、カーブで曲がってまたまっすぐになるというのも無理があります。ぎりぎり通れるくらいのカーブだった、ということでしょうか。

新エピソード(第36話)「ブルーフライデー」は、ダニエルが美女と恋に落ちて結婚まで考えるのですが...
途中から、ちょっと展開が読めてしまいましたね。
それに、キートンを相続人と会わせないのが目的ならば、別の方法で、相続人を国外に逃がすとか、そうした根本的な対策をしなければ、どのみちいつかはキートンが相続人と会って話が出来てしまったでしょう。
そう考えると、ちょっとストーリーが甘かった気がします。
ダニエルは、かなり可愛そうでしたが。

新エピソード(第36話)「面接の日」は、キートンの活躍で暴力団を捕まえて、トラを救い出し、さらに銃の密輸まで暴くことが出来たのですが... 肝心の娘の百合子から紹介された面接はすっぽかしてしまいました。
後日、キートンが百合子から何て言われたのかが気になります。
それにしても、キートンの居住地は、イギリスと日本のどちらなのでしょうか。
日本の大学で講師の口を得たら、ロイズのオプの仕事も、ダニエルと事務所を構えることも出来なくなると思うのですが。
キートンは、自分がどういう仕事をしたいと思っているのか、今ひとつはっきりしませんね。

これでFile12まで観終わって、残すところあとFile13のみになりました。
DISCASの次回発送分に含まれるでしょうから、今月中にMASTERキートンを全部見終えることが出来そうです。