009-1 Vol.6【感想】

TSUTAYAのDISCASでDVDをレンタルして観ました。
これで009-1シリーズは最後まで観たことになります。

009-1のDVDでは、1枚に2話収録で1話完結が基本だったのですが、Vol.6だけは一連の3話が収録されており、見ごたえがありました。
第10話「逆爆発」、第11話「脱出」、最終第12話「夜明け Daybreak」まで、一気に観てしまいました。

印象的だったのは、第12話で明かされた、ミレーヌとロキ(イーストブロックの諜報員)との関係でした。
ロキが自分の生い立ちを語るに連れ「ミレーヌの生い立ちとよく似ているな」とは感じたのですが... 不覚にも、ミレーヌがロキを「ポール」と呼ぶまで、二人の関係を明確に理解することが出来ませんでした。
Vol.6では、差別問題(迫害されたもの)に関しても言及しており、単なるアクションアニメとしてではなく、人間的な部分も含めて、楽しむことが出来る作品だと思います。特に、ミレーヌの「世界は悲劇だけで出来ているのではない」、ロキの「幸福を知らなければ今が悲劇だと気付かずに済む」という科白が対照的でした。

ミレーヌとロキ(ポール)が最後に交わした会話がとても気になるところではありますが、そこは、観た人の想像にお任せということなのでしょうね。

009シリーズが好きな方は、009-1シリーズも、きっと楽しめるのではないかと思います。