機動戦士ガンダム00 #19 絆【感想】

ちょっと遅くなりましたが、ガンダム00第19話の感想です。
前回の機動戦士ガンダム00 #18 悪意の矛先【感想】に引き続いて、あくまで放映を見ての感想です。(アニメ誌はほとんど読んでいない、と言いますか、なるべく読まないようにしていますので。ただし、人物名等の情報を得るために、機動戦士ガンダム00 [ダブルオー]だけはチェックしています。

さて、前回の最後、民間人までも攻撃の対象とするガンダムスローネを、独断で戦争幇助の対象と見なてガンダムエクシアで闘いを挑んだ刹那ですが、これまでのガンダム以外のモビルスーツ群との戦闘とは勝手が違い、機体の性能差はあまりなく(むしろスローネのほうが上かも)かなり苦戦します。
エクシアがスローネツバイのGNファングにやられそうになったところ、ティエリアの乗るガンダムバーチェが駆けつけ、応戦します。
ここからがトレミーチームの本領発揮で、仲が悪いと思われていた刹那とティエリアがフォーメーションを駆使して、ガンダム2機でスローネ達3機にほぼ互角に戦います。

戦闘中、バーチェは装甲を外し、ナドレの姿になります。
ナドレの真の力とは、ヴェーダとリンクした機体の制御を奪う機能(トライアルシステム)だそうで、スローネアインとスローネドライは制御を失って地面にまっさかさまに落ちます。
これで、ティエリアのナドレに撃たれるのかと思いきや、攻撃直前にスローネは制御を取り戻し、間一髪ナドレの攻撃を免れます。
トライアルシステムの強制解除におどろくティエリアでしたが、先日ヴェーダのレベル7の情報にアクセスできなかったことを思い出し、誰かがヴェーダのデータの改竄を行なった結果ナドレの機能が解除されたと思い至ります。
この時画面に出たのは、アレハンドロ・コーナーの顔でした。どうやら、ヴェーダの情報漏えいには、アレハンドロ・コーナーが一枚かんでいるようです。その後、「第三段階に移行した」とも漏らしていましたし。
ついでに、リボンズの存在も大変気になります。ヴェーダのハッキングは、実はリボンズの仕業なのではないかと思います。

さて、刹那の出撃を見逃したロックオンですが、一応、プトレマイオスに連絡を取って判断を仰ぎます。
スメラギは「できれば戦闘を止めて。戦況次第では自分の判断を優先させて」ということで、結局ロックオンに「好きにしていい」ことのお墨付きを与えます。
ロックオンも「ぶっちゃけ、討つ気まんまんだ」とのことで、スローネを狙い打ちに出撃します。

しかし、ロックオンが駆けつけた時点で、スローネ達に戦う気はなく、その代わりにスローネアインのパイロットのヨハンは衝撃的な事実をロックオンに伝えます。
ロックオン(本名: ニール・ディランディ)の両親と妹が亡くなった自爆テロは、実はクルジスの反政府組織であるKPSAによるものであり、当時、刹那もソラン・イブラヒムという名前でクルジスのKPSAの一員だったとのこと。
ロックオンが刹那に銃を向けた時にはどうなるかと思いましたが...

さて、AEU, ユニオン、人革連の首脳達のところに、ソレスタルビーイングの関係者と名乗るものから情報提供がなされます。
一つは、トレミーチームとトリニティチームとの間で内部分裂が起こっていること。
そしてもう一つは、南極大陸の地下にあった施設と、その中に配置されていた大きな卵形の器。
推測ですが、これは人工子宮のようなもので、ティエリア、トリニティ3兄弟はここから産まれたのでないでしょうか。そして、ここから産まれた人(?)達は、直接、ヴェーダにアクセスできる方法を身に付けているようなのです。

一方、ネーナによる攻撃で左腕を失って入院中のルイスですが、沙慈に「日本に帰って勉強をして」「私の(宇宙で仕事をする)夢を、沙慈にかなえて欲しい」と言って沙慈を送り出します。
その後の回想シーンは、ギャップの激しさに、ちょっと泣けてしまいました。
でも、このまま、沙慈とルイスが会わなくなるとは思えないのですが...

さて、沙慈の姉の絹江は、トリニティチームが報告を上げているのが、国政経済団のトップである「ラグナ・ハーベイ」であることを突き止めます。
絹江の死亡フラグが立ってしまっているのではないかと不安です。

気になるのは、次回の予告編の冒頭「大いなる計画の改変」という表現です。
やはり、アレハンドロとリボンズが怪しいですよね。
ソレスタルビーイングが、今後、チームとしてどのように振舞っていくのか楽しみです。

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