ゲド戦記【感想】

TSUTAYAのDISCASで「ゲド戦記」のDVDをレンタルして観ました。
レンタル開始の頃から予約リストの上位(1位か2位)に入れていたのですが、なかなか借りられず、今になってしまいました。
しかも、他の会員の方々には申し訳ないことに、届いたものの仕事が忙しくて観る時間が確保できず、1週間以上借りたままの状態にしていました。

さて、感想ですが、宮崎吾朗監督ということで、宮崎駿監督と違った面が見られることを期待していたのですが、イマイチでした。
原作は別の人のものなのですが、映像やキャラクターは、「ルパン三世 カリオストロの城」「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」に代表される、70年代~80年代の宮崎駿監督作品とほとんど変わりありません。

ストーリーも、原作がそうなのかも知れませんが...
王子アレンが父を刺してまで手に入れた剣が自分の手元から無くなっても、アレンが自分では探そうとしないことにまず違和感を感じました。
最後の30分くらい(もっと短い?)のアレンの豹変振りと大活躍にも、見ていて感情移入することが出来ませんでした。大賢人のゲドも、最後はいいとこなしでしたし。
私が年を取ったからかも知れませんが、かつての宮崎駿作品を見て「血沸き肉踊る」ように覚えた感激というのは、感じられませんでした。

つまらない作品とまでは言いませんが、期待し過ぎで観るのは避けたほうが良いかも知れません。