TSUTAYAのDISCASでDVDをレンタルして見ました。
2007年の年末に、深夜に地上波で「劇場版 遥かなる時空の中で 舞一夜」が放送されていたのを録画していたのを見たところ、ちょっと背景が掴めなかったので、ネットで調べたところTV版があってDVDがレンタルされていることを知って、順次見ているところです。
第四巻まではけっこうスムーズに借りることが出来たのですが、第五巻以降はなかなか送られて来なくて、結局ウェイト状態にして借りることが出来ました。
DVDの第六巻には、「第拾五話 憎しみを越える心」「第拾六話 贖罪の日」「第拾七話 夾竹桃の女」が収録されています。
これまでは、あかねが中心のストーリーでしたが、第六巻では、八葉のそれぞれ天と地の二人ずつを中心とした構成となっており、各キャラクターの特徴がよく描かれています。
第拾五話は、詩紋とイノリのペアのストーリーでした。
詩紋を鬼だと言って快く思っていないイノリは、セフルが仕掛けたとも知らず、詩紋が子供を襲ったと思い込んでしまいます。思い込みというのは、怖いものです。
その後、あかねの手当てによって回復した子供から、「怨霊を操っていたのは別の鬼(セフル)で、詩紋は自分を助けてくれた」ことを聞いて、詩紋を見直し、心を開くようになります。
この最中、イクティダールとイノリの姉が会っていました。
「人間も鬼も一緒」という台詞が印象的でした。
第拾六話は、頼久と天真のペアのストーリーでした。
頼久が、かつて自分が勝手な判断をしたことが原因で兄を死なせてしまったことが、今度は頼久と天真の組み合わせで起こります。が、これは青龍の札を守る者による、二人への試練だったとのこと。
試練を乗り越えたことで、二人は四方の札のうち青龍の札を無事手に入れます。
イクティダールも、青龍の力を得た頼久と天真には敵わず、アクラムから撤退を命じられます。アクラムは、勝てない戦いはしない(させない)主義のようです。
第拾七話は、友雅と鷹通のストーリーでした。
頼久と天真が青龍の札を手に入れたことに焦る鷹通ですが、友雅はまともに取り合おうとせず女性観の話ばかりして、鷹通は一人で札を探し回ります。
シリンの怨霊に取り付かれた女性によって灯篭の中に閉じ込められてしまった鷹通ですが、鷹通があかねに会いに行かなかったことから友雅は鷹通の身を案じて、鷹通が行った先を訪ね回ります。口ではのらりくらりですが、やる時はやるし、ちゃんと鷹通の良いところを誉めているところは、年長者らしいです。
「張り過ぎた琴の弦は切れてしまい元には戻らず、奏者を傷つけてしまう」という例えは、なかなか良かったです。
とは言え、友雅には、もうちょっと札探しをまじめにやって欲しいと思わないでもないですが。
今回、それぞれのペアの信頼関係が強くなりましたので、今後、少しずつ四方の札が見つけられて行くのでしょうね。
泰明と永泉のペアに関しては、第拾八話以降に何かストーリーが用意されているのか、楽しみです。
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