この作品のメッセージは、「皆が平和な世界を望んでいて、そのための手段がすれ違っているがために戦争が起こっている」ということかな、と漠然と思いました。
ルルーシュは、世界の悪意の矛先を一身に集め、そして、公衆の面前でかつての自分「ゼロ」に討たれて、その悪意を昇華させました。
すべては、ルルーシュの目論見通りだったようです。
せめてもの救いは、一部の人にだけは、ルルーシュの真意が伝わっていたことですね。
ナナリー、カレン、そして、多分、カグヤにも、分かってもらえていたようです。
ルルーシュの前にゼロが登場した辺りからは先が読めてしまい、思わず涙ぐんでしまいました。
前作「コードギアス 反逆のルルーシュ」を通して思い起こしてみると、「討って良いのは、討たれる覚悟がある者だけだ」という科白は、ルルーシュ自身にも適用されていました。
また、R2の最後は、前作の最後のシーンのリフレインになっています。
この観点でも、非常によく練られたストーリー構成だと感じました。
残念なのは、全体的に展開が早く、主要キャラクターの陣営や立ち位置がコロコロ変わってしまったことです。
これだと、総集編を作るのは大変でしょうね。
■前回の感想
コードギアス 反逆のルルーシュ TURN24「ダモクレス の 空」【感想】)
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