タイトルの「白い闇」という響きから、何か良くないことが朋也と渚の間に起こるのだろうという予感は、ありました。
高校時代の同級生との久し振りの再会が、とても和気あいあいだったのが、むしろ、その後に起こる出来事とのギャップを暗示していたのかも知れません。(そう言えば、一ノ瀬ことみが、以前よりも普通のスピードで話していたのは、アメリカに行って会話のスピードが変わったからでしょうか。)
大雪の日の表現が「街の機能がまるで病に落ちたように麻痺する中」だったあたりから、少しずつ嫌な予感が強くなって来ました。
高熱と陣痛。
長時間に渡って、意識を失っては、陣痛の痛みで気がつくことの繰り返し。
身体の弱い渚には、体力的に限界だったのでしょう。
深夜に汐を出産してから、何とか朋也に抱かれた汐を見ることが出来たのが、せめてもの救いでしょうか。
渚は「でも、少し、疲れてしまいました。ちょっとだけ、休ませて下さい。」と言って、その後、一度だけ少しの間目を開けて朋也に抱かれた汐を見て、そして息を引き取りました。
思わず涙ぐんでしまうシーンでした。見ていたのが電車の中だったので、こらえましたが。
予告編では、ポストに郵便物が山のように入っていて、そしてポストからは名前が外されています。
季節は夏で、キッチンは鍋などが洗われずに放置されています。
おそらく、汐は古河家で面倒をみてもらっているのでしょう。
朋也はこのまま引き篭もって、「劇場版CLANNAD」の展開になって行きそうな気がします。
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