会社の夏期休暇中に、Socket AM2ベースの静音・低発熱パソコンを自作したのですが、その後しばらくしてから問題が出て来てしまいました。
ASUSTEK M4A78-VMとAMD AthlonX2 5050eの組み合わせで、静音と省電力を目的としてパーツを選んだにも関わらず、Cool & Quietがうまく動作しなくなって、クロック数が最大の2.6GHzのまま下がらなくなってしまったのです。
ネットでいろいろと調べ、ドライバの入れ直し、ATIのサービスの無効化、PowerNow!を有効にするためのレジストリの設定などなど、数日掛けて対策してみたのですが、どうしてもクロック数が下がってくれません。
これ以上の調査は時間の無駄だろうと、代替手段として、CrystalCPUIDを使うことにしました。
CristalCPUIDは、次の図のような設定で動かしています。
株価解析プログラムや動画変換機能を使っている時は、2つのコアのどちらかのCPU使用率が100%近くになり、もう片方のコアとの平均は50%以上になるのは明らかなので、この場合には最大の性能が使えるよう、MidからMaxへの閾値は50%にしています。
MaxからMidへの閾値は、ディスクI/Oが出た時にI/O待ちでCPU使用率が少し下がることを考慮に入れて、CPU使用率が30%を切るまではMaxが維持されるようにしています。
MinからMidへの閾値に関しては、いくつかアプリが動いている状況ではそこそこの性能で動かしたいものですが、性能が要求されない場面での一瞬の軽いピークにまで反応させることはないと考えています。しばらくタスクマネージャでCPU使用率の変動を見ていて、アイドル時の軽いピークは行っても30%くらいと判断して、MinからMidへの閾値は35%としました。
一方、MidからMinへの閾値は、深い理由はなく、15%としています。
電圧も、規定値より僅かに低い構成にしています。
しばらくの間、この構成で様子をみようと思っています。
■2009/9/27 追記
その後、電圧の下限を実機で調べて、今は次の設定にして、一応安定して動いています。
2.6GHz(2600MHz) : 1.125V
1.6GHz(1600MHz) : 0.9V
1.0GHz(1000MHz) : 0.8V
何とか2.6GHz時の電圧をもう少し下げられないかと試してみたのですが、1.1Vまで落とすとたまにJavaのプロセスがダウンすることがあります。最低でも1.125Vは必要なようです。
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