自作パソコンにグラボを再増設

先日、Socket AM2ベースの静音・低発熱パソコンで書いたように、Socket 939ベースの自作パソコンをSocket AM2ベースになるよう部品の入れ替えをしたのですが、その後、眠らせていたグラボ(玄人志向 GF8400GS-LE256H)を追加しました。
発熱を抑えるために、入れ替え直後はASUSTEK M4A78-VMの内蔵型ATI Radeon HD 3200 GPUを使用する構成にしていたのですが、株価解析プログラムでCPU使用率が100%になっている時に他のアプリケーションのウィンドウ操作が非常に重くなってしまうのです。流石に耐えられず、外付けのグラボを使うようにしたら改善するかも知れないと思って試してみたところ案の定一気に改善し、CPU使用率が低い時も100%の時も、画面の反応速度にほとんど差が出なくなりました。
消費電力が上がってしまったのが難点ですが、今回は操作性を取ることにしました。

性能面では、CryatalMarkで、内蔵ATI Radeon HD 3200で76049から、外付けNVIDIA GeForce 8400 GSで90872と、大幅に改善しています。
グラフィックス関係での向上も大きいですが、グラボでのメモリ共有がなくなったせいか、メモリアクセスの性能も明らかに向上しており、性能向上につながっていると思われます。
消費電力は、アイドル時が60W程度だったのが90W程度に、CPU利用率が100%の時で110W程度から140W程度になりましたが、許容することにするつもりです。なお、CPU利用率100%に加えてグラボに負荷を掛けて最大で160W程度でした。

今の構成は下記の通りです。

CPUAMD AthlonX2 5050e 2.6GHz 512KB
CPUファン峰COOLER(SCMN-1000) ファンを風拾 超静音に交換、ファンコンで常時800rpm
※AM2対応版が出る前に買ったものですが、AM2にもそのまま装着できました。
メモリOEM DDR2-SDRAM 2GB PC6400 2枚セット(合計4GB)
HDD1HITACHI HDP725025GLA380 250GB S-ATA2 8MB(QUIET DRIVEに収納; Cドライブ)
HDD2HITACHI HTS543225L9A300 250GB S-ATA2 8MB(QUIET DRIVEに収納; Dドライブ)
光学ドライブPIONEER DVR-111BK/MP ブラック Soft付 DVDスーパーマルチドライブ(DVD±R/RW、DVD-RAM)
MBASUSTEK M4A78-VM AMD 780G+AMD SB700チップセット
VGANVIDIA GeForce 8400 GS(玄人志向 GF8400GS-LE256H)
サウンドオンボードサウンドを使用
ネットワーク機器オンボードLAN(1Gbps)を使用
ビデオキャプチャアイ・オー・データ機器 GV-MVP/RX3
ケースCoolerMaster Centurion 541 ブラック 電源無し
電源サイズ CORE POWER2 CoRE-400-2007
ケースファン後S-FLEX 12cm SFF21D(12cm, 800rpm, 33.5CFM, 8.7dBA)
ケース吸音材東京防音 シャットオンシート OS-14

この環境でいつまで行くのかは、次の冬のボーナス時期の物欲次第ですね。
あとは、例えばブラウザを使っている時は株価解析プログラムの負荷を下げる方法を考えて、外付けグラボを外しても操作性を向上できるように試みるかも知れません。

■2009/9/15 追記
その後、ブラウザ(Firefox)等の起動時に、プロセスの優先度を「High」にして起動するようにすることで、株価解析プログラム(優先度:Low)でCPU利用率が100%になっていても、ブラウザのの動きが緩慢になる頻度が減ることが分かりました。
結局、消費電力を優先し、後付けのグラボは取り外してしまいました。
また、CrystalCPUIDを使って、2.6GHz動作時の動作電圧を1.20Vから1.15Vに下げたことで、CPU利用率100%の時の消費電力がほぼ100Wになりました。切りの良い数字なので、当面、グラボなしで行こうと思います。