アイシスの右前方からの発車時のキュという音の原因が判明

先日、トヨタ アイシス(バルブマチック採用)の1ヶ月無料点検の記事の中で書いていた、

(1) エンジンルームのほうからの「キュ」または「コキュ」という音
・エンジンを掛けて走り出してハンドルを切った時に鳴ることがある。
の件ですが、1ヶ月点検の後、個別に2回ほど無料で引き取り預かりで調査をしていただき、ようやく原因が分かりました。

こちらでも独自に調査して、2回目の引き取りの際に追加で出していた情報は、以下の通りです。
■エンジンルームのほうからの「キュ」または「コキュ」という音
・エンジンを掛けて、アクセルを軽く踏み込んで、5mないし15m程度走行する間に1回だけ鳴る。
・音の大きさは大きかったり小さかったりするが、ほぼ必ず発生する。
・音が大きい時は、車外の人に「マンホールか何かでタイヤが滑ったんだな」と思われる程度に、十分聞こえる。
・ハンドル操作、路面の状態(マンホールの有無を含む)には依存しない。
・1回鳴ったら、エンジンを切るまでは再現しない。信号待ちでエンジンを切って再始動させると、再現する。

結論ですが、アイシスが搭載しているEBD(Electronic Brake force Distribution)という電子制御力配分制御が、エンジン始動時や始動後の発進直後に出す、ABSの作動をチェックしている時の音だそうです。
それにしては、いくらなんでもちょっと大き過ぎるのではないかという気がしますが、取扱説明書にもちゃんと明記されていますし、これは仕様と諦めるしかなさそうです。
試乗した際に気がついていたら、もしかしたら他車を候補に入れていたかも知れませんが、既に納車されてしまっていますので、そういうものだと思うしかないですね。

でも、取扱説明書にも書いてあるくらいですし、1ヶ月点検の際に「もしかしたら、これの音ではないですか?」とエンジニアから説明があったら、その場で解決してその後の2度の引き取り調査は必要なかったのではないか、という気がしなくもないです。
ユーザからの質問(クレーム)としては、あまりメジャーなものではないのかも知れませんが。