TSUTAYAのDISCASでDVDをレンタルして見ています。
第2巻と第3巻が一緒に届いたのですが、第2巻を見た後、続きを見たいという衝動に駆られてしまい、第2巻に続けて第3巻も通して一気に見てしまいました。
そういう意味で、見事にはまっています。
全5巻なので、これでもう折り返しと思うと、切ないですね。
第7話「ハイイロノヨル」は、茉莉が依人達の前から姿を消してからの話。
茉莉だけでなく、茉莉と依人が出会った公園の、「トマトしるこ」の自動販売機まで撤去されており、依人にはより一層の喪失感がのしかかっているようです。
そして、帰宅した依人を待っていたのは、こよりとともに部屋の模様替えをしている姉の蒼乃。
こよりには悪気はないのでしょうし、素直でけなげなところもあるのですが、どうも蒼乃に話をすると、雰囲気が良くない方向に行く傾向があるようです。賢いこよりにも、読むのが難しい空気なのでしょうね。
茉莉がいなくなってから1ヵ月後、学校帰りに依人は蒼乃と街をぶらつくのですが、雨の日にも関わらず「めったにないいい天気」と真名の前で言うあたり、自分が夜禍人であることを暗に示しているようでした。また、依人の「姉さんと一緒に出かけるのは久し振り。この前は...」と言って押し黙ってしまう科白も、暗示するところがありますね。結末が想像通りだとすると、ちょっとネタばれが多いかなという気がしなくもないです。
さて、依人がタオルを買いに立ち寄ったコンビニで、依人は茉莉に遭遇してしまいます。「行っちゃだめ」と制止する蒼乃の手を振り払って、依人は茉莉を追います。蒼乃が可愛そう、かつ、何で茉莉は依人の行動範囲から遠く離れないでいたのだろうか、と不思議に思いました。
廃屋まで追い掛けてきた依人に対して「だめなの、だって君は、君は」と言って涙を流した茉莉、抱き合って本来ならば感動してジーンとなるシーンで... 何と依人は茉莉の腹部を刺していました。
依人は無表情でしたし、どうも依人は蒼乃に操られていたような雰囲気でした。もしかしたら、依人は蒼乃が蒼乃の血で命を吹き込んだ存在なのかなという印象を受けました。
続く第8話「キエナイオモイ」では、依人はいつの間にか学校にいて、記憶の混乱とともに倒れてしまいます。
真名に抱えられて帰宅した依人ですが、蒼乃にそっけなくされてしまい、このあたりから蒼乃と真名の間がぎくしゃくし始めます。翌日、「腹痛で頭痛で腰痛」と言って学校を早退して来た真名に対しても、蒼乃は依人に会わせることもなく、さらに真名を突き放した際に腕が日に当たって焦げてしまい、真名の蒼乃に対する不信感が増して行くのがよく分かります。
蒼乃の回想シーンでは、依人は少し歳の離れた蒼乃の弟で、家屋が倒壊していたシーンから、蒼乃が外出している最中に依人はその下敷きになってしまったようです。
「終わったらまた二人で静かに暮らしましょう」と行って外出した蒼乃、何が終わったらという意味なのかと思っていたら、向かった先は電車を寝床にしていた茉莉と繭子のところでした。
茉莉と蒼乃のバトルになるとは、ちょっと意外でした。
第9話「ヤクソクノハテ」で、茉莉と蒼乃のバトルは、蒼乃が優勢になるのですが、最後はしとめられずに終わります。止めに入ったのが幼い蒼乃の姿だったことの意味は、ちょっと分かりませんでした。
これで一難去ったと思ったところで、今度は辻堂と蒼乃のバトルが勃発。傷が癒えていないこともあり、辻堂にとどめを刺されそうになったところ、今度は繭子が止めに入って、茉莉は助かります。
辻堂が繭子にした約束というのは、一度死んで夜禍人になった繭子を、再び人間に戻すことで、それには別の夜禍人の命が必要のようでした。繭子は「誰かを犠牲にしてまで、私は戻りたくない」、そして「私の願いは、ただそばにいて欲しいだけ」と言い、その願いは既に叶っているのでした。
これで、茉莉が辻堂につけ狙われることはなくなるのでしょう。
残すところあとDVD 2枚、果たしてどんな結末になるのか、次のDVDが届くのが待ち遠しいです。
■他のサイトの関連ページ
・TSUTAYA DISCAS レビュー広場: sola 3
コメント