獣の奏者 エリン 11【感想】

TSUTAYAのDISCASでDVDをレンタルして見ました。
これで、DVDも残すところあと1枚、あと4話となり、いよいよ佳境です。

ラザル王獣保護場から来た王獣使いを襲おうとしていたリランを止めに入ったエリンでしたが、最終的にはエリン自身が音無笛を使わざるをえない結果となってしまいました。
さらに、エリンも無傷とは行かず... エリンの左手が痛々しかったです。

これまで頑なに使わずに来た音無笛を使ってしまったことで、エリンとリランの関係ががらりと変わってしまうのではないかと心配しましたが、それ以後、音無笛をちらつかせることはあっても、リラン相手に吹くことがなく済ませていることから、まだ心を通わせているようでした。
もっとも、自分がアクン・メ・チャイで特別な存在であることを証明する際に、ラザル王獣保護場のオウリが王獣を竪琴で静められなかった時は、そうなることを見越した上で音無笛を使って鎮めていましたので、やはり、一度使うと二度目以降の抵抗感が小さくなってしまうのでしょうね。
リラン達に対しては、もう使わないで欲しいのですが。

結局、物語の黒幕はダミヤでした。
そうかも知れないという予感はありましたが、親王ハルミヤの船が襲われた時にダミヤ自身も危険な目に遭っていたので、もしかしたら黒幕とは違うのかもと思っていましたが、よく考えてみたら、闘蛇使い達に自分を襲わないように周知しておけば済んだわけですから、ダミヤ黒幕説を覆すほどのことではなかったですね。
あと、キリクもダミヤとつながっていたのですが、純粋なエリンの行動を目にし続けて来て、エリンがキリクの妹の姿に重なるようになり、どうやら少しずつですが心変わりしつつあるようです。最終的には、キリクがエリンの味方をするのかなと思っています。

親王領と太公領がどうなるのか、イアルとエリンがどうなるのか、結末を見るのが楽しみです。