serial experiments lain lif.01【感想】

TSUTAYAのDISCASでDVDをレンタルして見ています。
実は、1年以上前に一度レンタルしていて、その時は第1話だけ見て「これは、見なくても良いな」と思って返却して続きを見ないでいたのですが、少し前に「復刊.com」で取り上げられていたので、もう一度見ることにしたという次第です。
今から13年前のアニメで、映像は4:3、作画も最近のアニメを見慣れている人にとっては雑に映るかも知れません。

第1話の冒頭、いきなり女子高生(四方田千砂)の飛び降り自殺のシーンがあって、驚かされます。(これも、以前見た時にレンタルを続けなかった理由の一つだったかも知れません。)
しかも、死んだはずの彼女からのメールが同学年の子達に届くという、不気味な展開。
メールなどが苦手でほとんど手を出していなかった玲音ですが、自分のところにも来ているかも知れないという思いからか、長く使っていなかったNAVI(今でいうインターネット接続されたパソコンみたいなもの)を引っ張り出して来てアクセスしてみたところ、やはり死んだ千砂からのメールが届いていました。
本作品で、肉体は意味を成さないというメッセージが繰り返されているのも、意味深でした。

気になったのは、クラブ・サイベリアで目撃された、姿が玲音にそっくりで、態度が玲音とは正反対の女の子ですね。
玲音に良く似た別の子なのか、あるいは玲音の別の人格なのか。
第2話の最後で、銃を振り回している青年につかつかと歩み寄って「どこにいたって人はつながっているのよ」という科白を口にした(そして、それが青年が自殺する引き金となった)あたりから、玲音には内気な人格以外の別の人格がありそうな感じです。