TSUTAYAのDISCASでDVDをレンタルして見ています。
ついに最終回を迎えました。
個人的にはグッド・エンディングだと思うのですが、強いて言えば、BLOOD+の最終回のように、エピローグがあったら良かったのに、と思いました。
雨の中、匡幸が鳳に車で自宅まで送り届けてもらった時に、匡幸が「小学校の時は仲の良い家族だった」とつぶやいた後、鳳が呟いたことは何だったのか、とても気になったのですが、結局分かりませんでした。
都の父親の「宗教は人を救うものなのに、人を苦しめなければ勢力を拡大できない」という科白が印象的でした。
他に、宗教観としては、偶然に対して何かの意味を求めて、人はそこに神を造り上げるというのも、なかなか的を得ているのかなと思いました。
キャラクターに関して言えば、本作品において道夫は脇役だと思っていたのですが、最終巻では太郎、信、匡幸と並ぶ活躍をしていたのがちょっと意外でしたね。
都を助け出すために太郎が女装して大神拝霊会に潜入、女装の最中に鏡に映った自分を見て、初めて姉の顔を思い出していました。
それによって、太郎は、自分の姉が生まれ変わって都になったのではなく、自分は自分の姉と同化しているのだと悟ります。
太郎と都の関係では、地下道で太郎に大丈夫と言われた後の都の表情が良かったのと、地下道を出た時に雨に濡れないようにと都の頭を服で覆ったあたりに太郎の人柄が出ていて良かったです。
気になったのは、今後の都ですね。
巫女として「竜神が降りてくる」と予言したのは、全国ネットで放映されてしまいました。
田んぼに連なる社が倒れ、大神拝霊会の建物が土砂崩れに遭って、しまいには巨石に押しつぶされたのが、台風と突風によるものとして片付けられたのか...
都は、大神拝霊会からは解放されたかも知れませんが、好奇の目に晒されることは想像に難くないわけで、その後、太郎と都がどうなっていったのかは、視聴者の想像に任せるということでしょうか。
面白かっただけに、エピローグが欲しかったですね。
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