TSUTAYAのDISCASでDVDをレンタルして見ています。
タイトルから「死神のバラッド。」を連想して借りたのですが、想像していたのと比べてちょっと大人向けと言いますか、「死神のバラッド。」のように「小学生の子供と一緒に観たい」という作品ではなかったですね。
現代社会の闇(病み?)を取り扱っていて、好き嫌いが分かれるかも知れません。
物語は、シゴフミ(死んだ人からの手紙)配達人のフミカと杖のカナカを中心に進みます。
第1巻の第1話と第2話は、生徒会長の女の子綾瀬とロケット作りに夢中な翔太のお話しでした。
綾瀬の父親が他殺死体で見つかって、保護者がいなくなった綾瀬は妹とともに施設に入ることになったのですが...
綾瀬の父親から綾瀬の恋人宛のシゴフミを読んだ翔太は、父親を指したのが綾瀬であることを知ってしまいます。そして、あろうことか、綾瀬は自分に好意を寄せていた翔太をも刺して、さらに死体を埋めてしまいます。
この展開は、予想外でした。「ひぐらしのなく頃に」に続けて見ていたら、そうでもなかったのでしょうけど。
綾瀬にも同情すべきところはあって、父親に強いられていかがわしい写真モデルをさせられていて、学校の友達にもそのことは知れ渡っていました。妹を守るためにと我慢して来ていたのに、今度は妹までモデルにさせられると知っての発作的な凶行でした。
目撃者もおらず、翔太のことがなければ、もしかしたら捜査の手が及ぶことなく、施設で妹と幸せに暮らせたのかも知れません。
が、翔太の事件で調べていた野島刑事から、綾瀬が容疑者としてマークされてしまいます。
亡くなった翔太からのシゴフミには綾瀬を恨む言葉はなく、綾瀬の苦しみに気づいてあげられなかったことをしきりに謝っていたあたり、翔太は本当に綾瀬のことが好きだったのだなと思いました。
そのシゴフミを受け取って、翔太のロケットを代わりに打ち上げようとした綾瀬でしたが、突風でシートがロケットに被ったのを直そうとナイフを抜いてダッシュしたのを、野島刑事を刺そうとしたのと若い小田刑事に誤解されて撃たれてしまいます。
ロケットの打ち上げは成功したのですが、悲しかったですね。
亡くなった綾瀬から、妹の美紅宛のシゴフミの内容が気になりましたが、これは、想像するしかないですね。
遺された美紅には辛い人生になると思いますが、幸せになって欲しいものです。
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