2007年の秋に深夜に地上波でオンエアされていたのですが、録画に失敗して何話か見逃してしまっていたので、TSUTAYAのDISCASでDVDをレンタルして観ました。
たいていのアニメは、一度観たら2回見ることはほとんどないのですが、しにがみのバラッド。は、つい何度でも観たくなってしまいます。
宮崎アニメのように、家族で楽しめる良質の作品だと思います。
DVDで全3巻、全6話(だけ)とやや話の数が少ないのが、ちょっと残念です。
第5話「ほたるのひかり。」は、小学校で先生を務めている姉を亡くした、中学生の宮崎エコの話でした。
第1話で出て来たの公太と子猫のブルーも再登場しました。ブルーがちゃんと公太によって育てられていて、ほっとしました。また、公太とエコが校舎内で手をつないで歩いている辺りも、「しにがみのバラッド。」らしくて印象的でした。
やはり「お姉ちゃんなんていなくなっちゃえばいい」と言った後に、姉が交通事故で亡くなるというのは、辛いですよね。例えただの偶発的な事故だとしても「自分があんなことを言わなければ」という自戒の念は一生付きまとうでしょうから。エコが笑えなくなってしまったというのも、分かる気がします。
そうした思いを残した人たちと亡くなった人との間を取り持ってあげるのが、モモのしたいことなのでしょうね。
それにしても、蛍を見られる場所が近くにあるって、良いですよね。昔、西表島でたくさんの蛍を見たのを思い出してしまいました。
第6話「こころのたび。」は、失恋のショックで間違って陸橋から落下して意識不明になってしまった女の子小堺桜の話でした。
幽体離脱って、あんな感じなのでしょうか。
「失恋して自殺を図った」という噂が広まってしまい、桜は意識が戻ってもなかなか学校には戻りにくいでしょうけど、あれだけ悲しんでくれている人がいることを考えると、何とか立ち直れるのでしょうね。
でも、世の中にはそうでない、何かあっても悲しんでくれる人があまりいない、不幸な人もいるはず。
そう考えると、今回の女の子桜は幸せなんだな、と思えてしまいました。
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