シゴフミ 五通目【感想】

TSUTAYAのDISCASでDVDをレンタルして見ています。
第9話はチアキのエピソードでした。
第8話で美川キラメキが心を入れ替えたことで、ちょっと横道にそれたのかなという印象でした。

チアキに旅行に誘われたフミカ、行くはずがないと思っていたら、意外にもフミカが行き先を決めるという条件付きでOKします。
さらに、野島要と夏香も誘われて、4人(6人?)で一緒に行くことに。
フミカの選んだ無人島は、実はチアキの生前の恋人の清澄才蔵が眠る島で、船と宿では才蔵の孫の塔子も一緒でした。
才蔵はチアキの死後、独身を貫いて養子を取ったとのこと、お墓の石にはチアキの名前も彫ってあって、その墓石こそが今回のフミカの配達物だったのでした。
泣けるストーリーでした。

第10話は、癌で余命宣告を受けた男性、毅彦のストーリーでした。
アバンで出て来た女の子の名前を聞いて、昔のフミカの話かと一瞬思いましたが、フミカは母親を知らないはずなのでそれはないなと思い直して見ました。
女の子の名前は「文伽」で、母親達が昼間飲食に出掛ける間、仕事を辞めて家にいた叔父の毅彦に面倒を見てもらうことになります。親戚らしいのですが、初対面のようでした。
毅彦は文伽を楽しませようと、ファミレス、ゲームセンター、映画館へと2人で行くのですが、「幼児を連れ回している男がいる」と誤解され、警察に通報されてしまいます。
毅彦が駐車場で柄の悪い若者に暴行されている時に警官が駆けつけて、「これで毅彦も助かったんだな」と思って見ていたら、警官は上述の通り毅彦を連れ回し犯として追って来た警官で、若者の追跡より毅彦の捕獲が優先されてしまいます。
文伽は「おじさんは悪くない」と叫ぶのですが、ここで「おじさん」と言ったのもマイナスだったのでしょうね。「お父さん」とか「毅彦おじさん」と呼んでいたら、警官の対応も変わっていたのでしょうけど。私も、週末に息子と二人で出掛けることが多いので、気をつけないといけないな、と思ってしまいました。
警察に連れて行かれても、無職ということで心証は悪く、警察官から「働きもしないで」と心無い言葉を掛けられます。私だったら「癌で余命宣告を受けて、仕事を辞めたんだ。残り少ない日々の中で姪の面倒を見て何が悪い」と言い返してしまうところですが、毅彦はそうしたことは一言も口にしませんでした。誰にも知られたくなかったのかも知れませんね。
警察を出てから母親に連絡したところ、電話口で「ちゃんとした職場を探しておいたから」と言われてしまいます。年の行った人には、ゲーム会社というのは、ちゃんとした職場とは見なしてもらえないのでしょうね。医者から余命宣告を受けた上に、誤認逮捕で警察に捕まり、母親には自分のして来たことを否定されたように言われてしまい、毅彦にとっては最悪の一日だったでしょう。
車で帰る途中、車が故障し、文伽と毅彦の二人が路上を歩いていたところ、大型車が接近して来て、文伽を助けるために毅彦が轢かれてしまいました。文伽を助けられたことが、毅彦にとって最後の救いでした。

予告編によると、ついに文歌が目を覚ます時が来るようです。
急展開がありそうで、続きが楽しみです。