とある魔術の禁書目録 第2巻【感想】

TSUTAYAのDISCASでDVDをレンタルして見ています。
なかなか面白くて、このまま第二期まで続けて見てしまいそうです。

ステイルと神裂は、インデックスと同じネセサリウスという組織に所属していて、インデックスの敵ではないとのこと。
インデックスは彼女の完全記憶能力で10万3000冊の魔導書を記憶していて脳の85%を使っていて、普段の生活は残りの15%しか脳を使えず、1年ごとに記憶を消去しないと死んでしまうため、その記憶の消去作業のためにステイルと神裂がインデックスを保護しようとしているという事情のようです。
また、教会はインデックスに反乱されるのを恐れているために、記憶を消さないで済む方法を取ろうとはしていないようです。
インデックスの記憶を消すのが辛いのは、ステイルと神裂も一緒のようで、当麻の問い掛けに心を動かされつつも、命を助けるためには記憶を消すのも仕方がないと過去の幾度の努力の末に今のステイルと神裂があるようでした。

科学の力で何とかしようと、当間は学園都市の施設に電話を掛け捲るも、始めた時間が夜だったことも合って、ほとんど情報を得られることなく12時になってしまい、インデックスは息も絶え絶えになってしまいます。
ステイルと神裂もアパートにやって来て、やはりインデックスの記憶を消すことになるかと思ったら、神裂の計らいで、10分だけ猶予の時間が与えられることになりました。それまでに当麻が神裂に語り掛けていたことが利いたのでしょうね。
ここで、当麻は「脳の15%でたったの1年」という計算に疑問を抱きます。(私も引っ掛かっていました。)
当麻が小萌先生に連絡を取ったところ、人間の脳は140年分の記憶が可能で、記憶の種類にも意味記憶、手続き記憶、エピソード記憶などがあって、とにかく、覚え過ぎで死んでしまうことなどないとのことでした。小萌先生、流石です。

当麻は、教会が1年で記憶を消さないと死んでしまうような細工をしているに違いないと確信し、インデックスの口の中にあった封印らしきものに右手で触れます。
ここで、別人格のインデックスが現れて、魔術を使った抵抗を始めます。「インデックスには魔術は使えない」と信じ切っていたステイルと神裂も驚いていました。教会は嘘をついていたわけです。
セントジョージの聖域に苦戦するも、ステイルのイノケンティウスを封じている間に当麻がインデックスに駆け寄り、右手の力、イマジンブレイカーでインデックスに掛けられていた魔術を再生不可状態にしました。
被害はアパートの天井と人工衛星で済んだかと思ったら、当麻の頭に、ドラゴンブレスの羽根が触れてしまいます。

その代償は、当麻の記憶破壊。
脳の記憶をしていた部分そのものが物理的にダメージを受けているとのことで、記憶が戻る見込みはないとのこと。
病室に来たインデックスの前で「実はイマジンブレイカーのおかげで大丈夫だった」と言ったものの(これには、私も騙されました)、やはりはったりで、以前の記憶は残っていないとのこと。
医者の「どこに記憶が残っているのか」という問いに対する当麻の答え「心に」が印象的でした。
過去の記憶を失った主人公当麻がこれからどうなって行くのか、今後の展開が楽しみです。