第2話で、4人目の古典部の部員、井原摩耶花が登場しました。
第1話の最後の次回予告の一番最期に顔がちょこんと出て来た時の印象からはまったく想像出来ない毒舌振りに、始めはかなり驚きました。
奉太郎以外の人物と話している時は至って普通なのですが。
「こんな陰気な男、ナメクジの方がまだマシよっ!」は、何と言うか、とても斬新でした。
今回のミステリーは、「愛のない愛読書」。
古典部の文集を探しに図書室にやって来た千反田と奉太郎、司書の先生が戻って来るまでの時間潰しにと、摩耶花から、毎週金曜日に貸し出しと返却がされる学校史の話を聞かされます。
里志にけしかけられたとは言え、ちゃんと話をするあたり、摩耶花はそれほど奉太郎のことを嫌っているわけではなく、単に毒舌なだけのようですね。
美術室に着いて謎が解かれた時にも、千反田だけでなく、摩耶花も目をキラキラさせて頬を赤らめていましたので、摩耶花も根は純粋なようです。
ただ、今回の謎は、視聴者には少し簡単だったかも知れません。
第一話で千反田が奉太郎の名前を当てた際、A組とB組とが一緒になる、選択クラスがあることが示されていました。
今回の図書カードで、借りていた女の子たちは2年のD,E,F組で固まっていましたので、選択クラスに関係がありそうというのはけっこう分かりやすかったです。
絵のモチーフというところは思いつきませんでしたが、千反田がシンナーの臭いと言ったあたりで美術クラスに関係がありそうと思った人は多かったのではないでしょうか。
摩耶花以外のキャラクターについて、まずは里志ですが、CLANNADの春原陽平の時のイメージではもてない男の子という印象が強いのですが、氷菓では中学時代から摩耶花が惚れているという設定です。
春原のキャラと違い、自分のことをデータベースと言うくらい博識ですし、総務委員も務めていてしっかり者ですので、まあ、それもありなのでしょうけど。
千反田えるは、第一話に続き好奇心旺盛なところを見せましたが、第一話の聴覚に加え、今回は嗅覚の鋭さも見られました。
眉目秀麗、学力優秀、記憶力抜群、聴覚・嗅覚も鋭いと来て、運動能力も抜群だったりするのでしょうか。
いずれにせよ、天然ぶりが良いバランスにつながっていると思います。
最後に主人公の奉太郎ですが、省エネ人間であることが随所でアピールされていました。
また、部室で千反田と一緒にいることには慣れて来たようで、千反田のことを普通に「千反田」とか「お前」とか呼んでいました。
ただ、千反田の距離感には悩まされているようで、千反田の体が密着しそうになると微妙に体をずらして距離を取ろうとしているあたりがおかしかったです。言い方を変えると、千反田のほうが無防備に思えなくもないわけで、羨ましいシチュエーションではありますね。
最後に、日曜日に千反田に呼び出される形で喫茶店で千反田に会った奉太郎、端から見たら立派なデートなのですが、本人は「貴重な日曜日」と言って、あまり乗り気ではなさそうです。
千反田が奉太郎に何についての告白をするのか、次回の冒頭がとても気になります。
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