前回に引き続き、今回も短編で、しかも今回は里志も摩耶花も登場せず、ほとんど奉太郎と千反田の部室での会話でした。
ただ、千反田の表情と口調に、時折、摩耶花らしさが出ていましたが。
冒頭、千反田の叔父の葬儀について奉太郎が触れて、千反田の誘いで、奉太郎は千反田と共に叔父のお墓参りに行くことになりました。叔父の関谷氏が神山高校を退学になった真相を明らかにしたという点では、奉太郎は関谷氏に関連があるとも言えるのですが、奉太郎が承諾した後に千反田が顔を赤らめたあたり、お墓参りにかこつけてデートをしたかったのではないかとも思えてしまいました。
今回は、奉太郎に才能があるのか、運が良いのかで、奉太郎の「どんな事象にももっともらしい理屈をつけることが出来て、それがたまたま当たっていただけ」という主張を検証するために、放課後に行なわれた校内放送の背景を探ることになります。
才能があることを認めたくないあたり、奉太郎には謙遜さがあるのでしょうけど、入須先輩とのこ一件も、奉太郎には根深いのかなと思ってしまいました。
推理をして行く様は、概ねこれまで通りで、奉太郎が千反田から情報を聞き出して、選択肢を挙げては矛盾点から消去して行くという作業を積み重ねて、神山高校の生徒が本屋で偽造紙幣を使ったのではないかという結論を導き出します。
その後、新聞に偽装紙幣を使っていたグループのことが掲載されていましたが、奉太郎の推理通り、神山高校の生徒が関係していたのかどうかは分かりませんでした。
実際、もし関与していたら、重犯罪であり、学校は退学か、最低でも停学は免れず、高校生であれば警察に逮捕されることでしょう。
そうした警察沙汰は、氷菓では取り上げたくないのかも知れませんね。
それはそうと、千反田の奉太郎に対する距離感は相変わらずでしたが、顔を赤らめるシーンがやけに多かったように感じられました。
やはり、前回の最後のシーンもあり、千反田が奉太郎のことを意識するようになったのだろうと思います。
次回は千反田が着物姿で登場するようです。
奉太郎と千反田の今後の関係が、私、気になります。
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