現在、我が家の電気代の3分の1ほどを、エコキュートの電気代が占めている状況です。
プロパンガスを使っていた時の半分くらいにはなっていると思いますが、少し前に深夜電力を含めて電気代が値上がりになったので、節約出来ないかと試みています。
(1) 隔日での使用休止設定
1日おきに手で設定するので面倒ですが、一定の効果はあります。
ただし、最低気温が18度以上で最高気温が25度以上の季節に限定されます。そうでないと、休止設定をした日に湯切れになりかねません。深夜時間帯以外のお湯焚きが発生しては意味がないので外気温には注意が必要です。
一日休止設定をした翌日、タンクがほぼ空になった状態での朝の焚き上げに掛かるのは約8kWhです。
一方、タンクに半分余り残っている時の朝の焚き上げに掛かるのは約6kWhです。
2日トータルで見ると、普段1日6kWhのところが隔日焚き上げにすると4kWhで済むので、3割ほどの節電になります。
月の電気代に換算すると800円くらいですが、来年の夏場も実施するつもりです。
エコキュート自体の節電ではなく、太陽光発電との組み合わせでの電気代節約方法です。特に関東以北の地域で有効です。
電力会社にもよりますが、東京電力では深夜電力の時間帯が午後11時から午前7時と定められていて、エコキュートの設定も同様に午後11時から午前7時の間に湯沸しが行なわれるようになっています。
機器によるかも知れませんが、エコキュートに学習機能があると、夜11時になってもすぐには湯沸しは始まらず、午前7時に指定された湯量が湯沸しされた状態になるよう、午前1時か2時くらいから湯沸しが始まるようです。
この運転パターンですと、夏場、朝6時頃には太陽光による発電が始まっていても、その発電分はまるまるエコキュートの湯沸しで使われてしまいます。買電単価と売電単価を考えると、太陽光で発電した分がエコキュートで使われるのはもったいないです。また、夏場は人の活動も前倒しになり、6時台から電力需要は上がって来るわけで、この時間帯にエコキュートの湯沸しが動いているのは電力会社にとっても迷惑なことだと思います。
我が家では、4月頃に6時台に太陽光による発電が始まるようになったら、エコキュートの深夜時間帯設定を午後11時から朝7時の契約番号02から、午後10時から午後6時の契約番号07に切り替えることにしました。
このような設定にしても、前述の通り、午後10時台に湯沸しが行なわれることはありません。
一方で、朝6時台にエコキュートによる湯沸しが行なわれなくなったことで、6時台から発電量>消費電力量となりますので、売電収入も上がります。
太陽光発電導入による光熱費削減の実態の記録から春~秋限定ですが、月当たり4,000円ほど売電収入がアップすることが分かりました。この方法が広まると良いなと思っています。
■2014/12/28追記
年間の深夜の炊き上げ設定は下記にしています。
時期 | 湯沸し時間帯設定 | タンク温度設定 |
---|---|---|
4月~11月 | 22時~6時 | おまかせ低温 |
12月~1月中旬 | 23時~7時 | おまかせ低温 |
1月下旬~2月 | 23時~7時 | おまかせ高温 |
3月 | 23時~7時 | おまかせ低温 |
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