インクジェット写真用年賀はがきの紙詰まり対策

EPSON Colorio PX-503Aを2年ほど利用しています。
このプリンターでのインクジェット写真用年賀はがきによる年賀状作成は今回が3回目で、今回は紙詰まりに悩まされたのですが、以下の対策をすることで緩和されるようです。
おそらく、底面トレー給紙型のプリンターで共通することと思いますので、備忘録として残しておきます。

(1) 先に表面を印刷
裏面に写真等の大量のインクを吹き付ける印刷をすると、印刷面がインクを吸ってしまい紙が反ってしまいます。
この状態で、後から表面を印刷しようとすると、底面トレーから紙を吸い上げる際のローラーでの巻き込みで曲げる方向と逆に反っているので、摩擦が大きくなってしまいます。
新しいプリンターでは大丈夫なのでしょうけど、2年も経過してローラーがへたって来ていると、この摩擦により用紙送りが上手くいかず、結果、内部での紙詰まりとなってしまうようです。
先に表面を印刷するのが良いです。

(2) ローラーで巻き込む時に曲がる向きに紙を反らせておく
インクジェット写真用年賀はがきは固いのですが、紙が折れ曲がらない程度に緩やかな曲面をつけることは可能です。
平らな所においた時に、両端が5mmくらい浮く程度に曲げるだけでも、用紙送りがかなり楽になるようです。
事実、先に裏面を印刷してしまったはがきでも、これをすることで、用紙送りに失敗することがなくなり、紙詰まりもまったく発生しなくなりました。

(3) ローラーのクリーニング
よく言われていることですが、これは最低限行なうべきですね。

実は、当初、(1),(2)に思い至らず、(3)のローラーのクリーニングのみでは紙詰まり発生が防げなかったため、プリンターが古くなったものとして諦めて、エプソンインクジェットプリンターの買い替えを済ませてしまいました。
購入したPX-045Aは、家内のノートパソコン用のプリンターになっています。
我が家のプリンターの利用頻度は低く、ノズルクリーニングが必要になることが多いので、インクが無駄になっています。次にどちらかのプリンターが故障したら、故障していないほうに一元化するつもりでいます。