現在使用しているSoftBank iPhone5がそろそろ2年になり、これまで各種のキャンペーンで格安だった月額利用料が9月から一気に跳ね上がることになります。
SoftBankで継続利用あるいはSoftBankで機種変というのも考えたのですが、他社にMNPした場合の利用料と比べてかなりの差が出ることから、この8月に入ってから、auへのMNP、またはワイモバイルへのMNP(新規契約含む)を中心に検討して来ました。
今朝の時点ではワイモバイルでほぼ決めていたのですが、最終的にはauへのMNPに気が変わりました。
以下のような理由からです。
■料金がよく分からない
一般的に、格安スマホは料金体系がシンプルと言われています。
ワイモバイルも、オプションの少なさという面では確かにシンプルなのですが、「他社からのMNP」というのが複雑です。
auまたはdocomoからのMNPであれば話は単純なのですが、SoftBankからのMNPというのが曲者です。
会社名だけ見ればSoftBankは明らかに「他社」なのですが、ワイモバイルにとっては他社とはauとdocomoのことであり、SoftBankは他社であって他社でない、微妙な位置づけです。
ワイモバイルのショップ、または大手電気店のワイモバイルのコーナーで話を聞いたのですが、店員さん自身もあまりよく理解できていないようでした。
具体的には、私が使いたかったAQUOS CRYSTAL Yですが、ある店員さんは「SoftBankからのMNPでも端末代はゼロ円」と言っていましたが、別の店員さんは「SoftBankからのMNPでは端末代は500円」と言っていました。
Y!mobileのオンラインショップで見ても「MNPであれば端末代はゼロ円」としか解釈できない(分割支払金1,944円、月額割引-1,944円と明記あり)のですが、色々と調べた結果、これはあくまでauまたはdocomoからのMNPの話なのでした。
■SoftBankユーザの冷遇
上記にも関係するのですが、時間をかけて吟味して行くうちに、「どうしてここまでSoftBankユーザに冷たいのだろう」と思えてしまいました。
暗に「SoftBankユーザはうちに乗り換えてくれなくてよい」と言われているように感じられ、「それなら、auにしよう」という気分が徐々に強くなって行きました。
資本の関係で「SoftBankユーザを奪ってはいけない」という暗黙の了解があるのかも知れませんが、それはSoftBankとY!mobileの間の話で、SoftBankからのMNP先を探しているユーザにとってはどうでもよい話なのです。
■店員の対応手段
カウンターで、契約に際して月額料金がどうなるのかを聞いた時の対応が、気になりました。
これは、たまたまかも知れませんが...
今月に入ってからのケータイショップ通いで、SoftBankのショップであればiPadの画面で、auのショップであれば画面のコピーの印刷物の提示とともに説明していただけたのですが、ワイモバイルではA4の白い紙にサインペンで書いた説明でした。
それも、機種名と金額の数字だけで、その金額が何に対応しているのかは口頭説明のみで、あとでその紙を見返しても料金体系を熟知している人でなければその数字が何に対応するのか理解するのは困難だったでしょう。かくいう私も、上記のオンラインショップでの金額表示が頭に入っていたので、逆に「店頭だと値段が違うの?」と混乱してしまいました。また、一ヶ月後には「これは何に対応しているという説明だったかな」と分からなくなる自信があります。
他社の対応が「標準」だと思っている人には、こうした紙とサインペンベースのその場限りの説明は、あまり好まれないのではないかと思います。
あと、これは今では考えてはいけないのでしょうけど、Y!mobileの前身はウィルコムなのですよね。かつてウィルコムの月々980円キャンペーンに騙されないようにで書いていたような、「聞いていたのと話が違う」といった事態に後でならないだろうか、と、今回の「紙にサインペン」の説明で不安にならざるを得ませんでした。
料金を安くするためには削れるところを削らなければいけないというのは理解できるのですが、少なくとも現時点のワイモバイルは、今後数年間の契約関係を結ぶ対象企業としては、自分には(我が家には)合わないなと感じました。
今回はauにMNPで移行するつもりです。
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