ECS LIVA ZにM.2 64GB SSDを増設

1年近く前に息子のためにリビングのパソコンを新調し、ECS LIVA Zを購入しました。
CドライブがeMMCの32GBで、ユーザデータやアプリは極力外付けHDDのDドライブに入れるようにしていたのですが、ここのところCドライブの空き容量が1GBを切るようになってしまいました。
不要なファイルを削除してもほとんど改善せず、OSのクリーンインストールまでして一時的に空き容量を増やすことは出来たのですが、しばらくするとやはり空き容量が1GB程度まで減ってしまいます。
空き容量を気にするのが精神衛生上良くないので、空きスロットにM.2の64GB SSDを増設して、そちらをCドライブにすることにしました。

購入したM.2のSSDは、TCSunBowというブランドの2242タイプの64GBのものです。
Amazonで4,699円で購入しました。
一つ上の容量の120GBのものが6,399円でどちらにするかちょっと悩んだのですが、ユーザデータを含めると合計1GBは必要で外付けHDDがどのみち必要になるため、CドライブにはOSとアプリだけを入れることにすれば64GBで十分という結論に達しました。

増設の手順はWebで調べるとすぐに分かり、物理的な増設作業は10分も掛からないで終わりました。
手間取ったのはシステムディスクのeMMCからM.2 SSDへの移行作業です。
EaseUS Disk CopyをUSBから起動させてeMMCからM.2 SSDに丸ごとコピーしようとしたのですが、どうしてもUSBブートが上手く行きませんでした。
次に、Easeus Todo Backup Freeを使ったディスクコピーも試したのですが、コピー自体は正常に終わったのですが、M.2 SSDから起動させようとすると起動の冒頭でエラーになってしまいます。
コピーの時間も含めて3時間ほど色々試したのですが上手く行かなかったため、諦めて、M.2 SSDにWindows10 OSをゼロからインストールすることにしました。こちらはすんなり行って、初めからこうしておけば早く終わったのにと後悔しました。

M.2 SSDを起動ディスクにして使い始めて、初めの頃はセキュリティパッチの自動更新がバックグラウンドで行なわれていて遅かったのですが、一通り終わったら以前よりサクサク動くようになりました。
CrystalDiskMarkを使った性能測定の結果からも、eMMCよりもM.2 SSDのほうが高速であることが分かりました。
参考までに下記にベンチマークの結果を載せておきます。

CrystalDiskMark eMMCこちらがLIVA Zに標準で搭載されている32GBのeMMCの性能です。ランダムアクセスの性能があまり良くないのと、シーケンシャルライトもSSDと比べると良くないです。

CrystalDiskMark M.2こちらがLIVA Zに増設したM.2 SSDの性能です。全体的にeMMCよりも明らかに高速です。

CrystalDiskMark SSDこちらが別のPCで使っているSSD(Transcend SATA 6Gb/s 256GB SSD TS256GSSD370S)の性能です。M.2 SSDよりは速いと言えそうですが、段違いというほどではありません。