先日、TSUTAYAのDISCASでレンタルして観たDVD「しにがみのバラッド。」で紹介されていて、面白そうだなと思ったので、レンタルして観ました。
第1巻は、第1話「亜希子さんと少女と芥川龍之介」と第2話「多田コレクションの相続」の2話でした。
第1話の冒頭、戒崎裕一と看護士の亜希子の掛け合いは、ちょっと続きを観る気がなくなってしまうものでしたが、そこを過ぎてしまうと、けっこう引き込まれました。
ヒロインの秋庭里香が可愛くて個性的です。
急性肝炎で入院していた高校生、戒崎裕一ですが、入院してもやることがなく、よく無断外出していました。(流石に、明け方まで友人宅でゲームをしているのはどうかと思いますが。)
入院してしばらくして、別の病棟に転院して来た同い年の女の子、秋庭里香のことが気になります。
里香は、心臓の弁膜が悪く、このままではあまり長くは生きられないとのこと。
看護士の亜希子が何故か気を遣って、里香が好きな芥川龍之介を裕一も好きだということにして、裕一を里香に紹介しますが、里香にはすぐにばれてしまいます。
ある意味、里香は典型的なツンデレキャラなんですね。
高飛車な態度を取る里香ですが、裕一がいろいろと尽くしてくれることもあって、次第に裕一と打ち解けて行きます。
裕一からの深夜のお誘いでもあるにも関わらず、里香は砲台山に同行します。
砲台山で、倒れた裕一が、里香に何て言ったのかが気になるところです。
第2話で出て来た里香の主治医、夏目ですが、思いっ切り嫌なキャラクターとして描かれています。
夏目の回想シーンに出て来る、夏目にライターを贈った、里香に似た感じの女の子(髪の色が違うので、多分、里香ではないのでしょう)が、その後の夏目の性格に影響しているのかも知れません。
ただ、夏目の意地悪さは、ある意味、里香の持つ意地悪さと同質のような気もします。
絶望的な哀しみを味わったことのある(味わっている)人に特有なものなのかも知れません。
ところで、裕一ですが、横顔はガンダムSEED DESTINYのアスラン・ザラにそっくりで、声は同じくSEED DESTINYのシン・アスカ(鈴村健一)です。
知っていて観ると、面白いようで、ちょっと違和感がありますね。
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