パソコンを使わない時には電源を切ろう

PCをしばらく使わないときにはモニターの電源を切ろう:ITproという記事が出ていました。
趣旨には賛同するのですが、手段が中途半端なので、僭越ながらトラックバックさせていただきます。

会社にもよると思いますが、私の所属する会社では昼休みの事務所の風景を見るとPCのモニターがつけっぱなしのまま放置されている場面をよく見ます。昼休みの間はPCが使われることがないにも関わらずです。

これは環境問題の観点からも電気代の観点からもあまりよろしくないので、今回PCをしばらく使わないときにはモニターの電源を切ることを習慣化することを提案したいと思います。

1人1人のわずかな節約でも塵も積もれば山となるので、賛同していただける方はご自身のblogなどでもこの内容を広めていただけたらと思います。

モニターの電源を切るのは、私の会社でも推奨されています。
が、実際に消費電力が大きいのは、モニターよりもパソコン本体です。
特に、ブラウン管モニターが液晶モニターにリプレイスされた今、モニターよりも本体のほうが環境への負荷が高いです。

しばらく使わない時には、モニターの電源を切るのに加えて、パソコン本体の電源を切ることを推奨すべきでしょう。
もし、電源を切ることに抵抗があるのであれば、スリープ状態にするだけでもかなり効果があります。
最近のパソコンであれば、キーボードにSleepボタンがあるのが普通です。
長い時間(5分以降)離席するのであれば、モニターの電源ボタンとキーボードのSleepボタンを押す習慣をつけるべきだと思います。

ところで、一部のサイトには、「電源のオフとオンをすると起動時の電力が掛かってかえって電気代が掛かるので、2時間以内であれば電源を入れっ放しにしておいたたほうが良い」との記述があります。
これは、高卒以上の人であればすぐに分かるはずのデマです。これが事実だと仮定すれば、一体、家庭用のブレーカーがどれだけのアンペア数が必要か、ちょっと考えてみればすぐに分かる話です。
ハードディスクの寿命への影響まで考えると一概には言えませんが、コンシューマ向けのハードディスクは、長時間通電しておくと熱を持ってしまい、購入してからクラッシュするまでの時間が短くなるという見方が出来るのも事実です。
10分以上の離席ならば、Sleepボタンを押したほうが、環境には優しいでしょうね。

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