以前、オタクの麻生氏の演説内容は支離滅裂で書きましたが、私はインド洋での海上自衛隊の給油活動の継続は必要ないと考えています。
先の参議院議員選挙の結果からしても、有権者の大多数は、インド洋での給油活動に必ずしも賛成していないと思われます。
にも関わらず、給油反対は「テロリストだけ」=自民・中谷氏(時事通信) - Yahoo!ニュースという暴言が自民党の代議士から出るのですから、自民党がますます嫌いになりました。
早期に衆院解散となれば、自民党の下野は間違いないでしょう。
自民党の中谷元・元防衛庁長官は14日、フジテレビの番組で、民主党がインド洋での海上自衛隊の給油活動継続に反対していることについて、「国際社会の中で非常に評価され、ぜひ続けてくれと要望されている。反対するのはテロリストしかいない」と批判した。「民主党はテロリスト集団か」との質問にも「ええ。僕には理解できない」と語った。
自分と考えの違う人々を、理解できないと言った上で、さらにテロリスト呼ばわりするとは、中谷元代議士は一体何様のつもりでしょうか。
私は、テロリストを擁護する気持ちはさらさらありませんが、かと言って、アメリカの軍事行動を全面的に支援する気にもなれません。
まして、国際社会のごく一部の国(要するに、アメリカ)からしか評価・要望されていないインド洋での給油活動を、「国際社会の中で非常に評価」と表現を捻じ曲げた(捏造と言っても差し支えないでしょう)上で、「自分(自民党)と考えが違う人間はテロリスト」と批判するのは、まさに独裁者の考えでしかありません。
中谷元氏は、戦時中の思想から脱却できていないのではないでしょうか。
そういう人物が、過去、防衛庁の長官だったわけですから、私は自民党に政権を任せることに、強い危機感を感じます。
給油活動をやめることは、テロリストの支援になるわけではありません。そもそも日本は産油国ではないのですから、給油が必要になったら、米国が日本の海上自衛隊以外から調達するのは明らかで、「日本からの給油がなくなったから、テロリストを抑制できなくなった」という論調になることはありえません。
給油活動の継続が日本の国益になるという考え方も、私が承知している限り、十分な説明がされたことはこれまでにありませんでした。強いて言えば、オタクの麻生氏の演説内容は支離滅裂に挙げたような、現実と空想の区別が出来ない政治家による説明なら、聞いたことがありますけど。
以上のことから、私は、海上自衛隊のインド洋での給油活動の継続を望みません。
そもそも、そのような経済的な余力があるのなら、まず、国内の教育、雇用、医療事情に目を向けるべきでしょう。
国際的に、ごく一部の国から「日本はよくやってくれている」というリップサービスで言葉を掛けられても、その間に国内がボロボロになったら、長い目で見たら、まったく意味がないのです。
そういうことを考えられない、想像力に乏しい人は、そもそも国会議員たる資格がありません。
中谷元氏を選出した高知県の人々には、もっと人を見る目を養って、次回の衆議院選挙に臨んで欲しいものです。
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