2ヶ月程前に書斎のパソコンにGIGABYTE GA-F2A85XM-D3HとAMD A10-5700への換装を施したのですが、メモリを以前のDDR3-1333のままにしているのが気掛かりでした。
具体的には、DVDの再生で速度を1.2倍や1.5倍にした時に画面がカクカクするなと感じることがたまにあり、グラフィックス用に共用しているメモリをDDR3-1333からDDR3-1866に替えることで、こうしたことが少なくなるのではないかと考えました。
いつもであれば冬の賞与まで待つのですが、先月、あまりの仕事の忙しさでつい魔がさしてしまい、ポチってしまいました。
換装してテストした結果ですが、ベンチマークテストの結果だけであれば、残念ながら、「思ったほどの効果は出ない」というのが正直なところです。ただ、私が気にしていた動画再生時のカクツキはかなり解消しました。
新規に購入するのであれば、マザーボードでサポートされている(オーバークロックにならない範囲で)最速のメモリを選ぶべきなのでしょうけど、DDR3-1333からDDR3-1866に買い替えて換装するかどうかは、実際の使い方でDDR3-1333でどれだけ困っているか次第でしょう。
DDR3-1333 vs DDR3-1866を検討している方の参考になれば幸いです。
ベンチマーク(CrystalMark測定値)の結果は、DDR3-1333 4GBを4枚挿しの時は187,894で、今回DDR3-1866 8GBを2枚挿しにした時で191,193となりました。正直、200,000超えになることを期待していました。意外だったのは、メモリとグラフィックス性能はが向上した分、何故かCPUの演算速度であるALUとFPUの値が下がってしまったことです。何度も再測定してはみたのですが、やはりALUとFPUの値は換装前より明らかに低いものでした。
一方、Windowsエクスペリエンスインデックスの値は、グラフィックスがネックになっていたところが5.9から6.8に上がりましたので、それなりに向上したと見ることも出来ます。
あと、消費電力については、換装前のアイドル時が40Wくらいだったのが換装後のアイドル時で37W位に下がりました。
クロック数が上がって1枚あたりの消費電力は上がったのかも知れませんが、メモリが4枚から2枚になったことでトータルで消費電力が下がったようです。
現在のハードウェア構成は以下のようになっています。
APU | AMD A10-5700(3.4GHz, L2:1MBx4, L3:なし, TDP:65W) |
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CPUクーラー | サントラスト 薙刀+(なぎなたプラス)、ファンを鎌風の風PWM 9cm(2500rpm, 31.07dBA, 55.55CFM)に交換、GIGABYTE EasyTune6で800~1500rpmで稼動 |
MB | GIGABYTE GA-F2A85XM-D3H |
メモリ | CRUCIAL DDR3-1866 8GB 2枚(合計16GB) |
SSD | SILICON POWER 2.5" SSD SATA2 64GB SP064GBSSDE25S25(Cドライブ; システムドライブ) |
HDD | HGST HTS541010A9E680 2.5" 1TB SATA 6.0Gbps(QUIET DRIVEに収納; Dドライブ; データドライブ) |
光学ドライブ | パイオニア BD/DVD/CDライター BDR-206JBK ブラック |
RAM DISK | Dataram RAMDiskでメインメモリから4GBをRAMDISK化 |
サウンド | オンボードサウンドを使用 |
ネットワーク機器 | オンボードLAN(1Gbps)を使用 |
ケース | CoolerMaster Centurion 541 ブラック 電源無し |
電源 | サイズ CORE POWER2 CoRE-400-2007 |
ケースファン前 | S-FLEX 12cm SFF21D(12cm, 800rpm, 33.5CFM, 8.7dBA)を吸気設置、マザーボードの速度コントロール機能でアイドル時550rpmで稼動 |
ケースファン後 | S-FLEX 12cm SFF21D(12cm, 800rpm, 33.5CFM, 8.7dBA)を排気設置、ファンコンで常時600rpmで稼働(参考:パソコンの静音化のために8cmファンを12cmファンに交換) |
ケース吸音材 | 東京防音 シャットオンシート OS-14 |
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