EC CURRENTにおけるメールアドレス漏洩

少し前にアドビに登録したメールアドレスにWhatsAppを装うスパムメールということがあったのですが、今度は、大手通販サイトのECカレントからメールアドレス流出があったようです。
私は、インターネットのサイト毎にメールアドレスを変えて登録しています。ECカレントにしか登録していないアドレスに対して、次のようなメールが届きました。

Subject: スクウェア·エニックスアカウントーー安全確認

From: "RuneScape" <noreply@runescape.com>

お客様

株式会社营团社サービスシステムをご利用いただき、ありがとうございます。

システムはお客様のアカウントが異常にログインされたことを感知しました。

下記のログイン時間を照らし合せてご本人様によるログインであるかどうかご確認お願いします。

ログイン地点 ログインIP ログイン時間

大阪 61.204.255.255 2014-01-15 04:25

ご本人によるログインでなければ、アカウントの安全に問題があると考えられます。

以下のURLをクリックし、画面の案内にそってパスワードの再設定を行ってアカウントを保護してください。

https://secure.square-enix.com/account/app/svc/Login?cont=account

(上記URLをクリックしてもページが開かないときはURLをコピーし、ご利用のウェブブラウザーのアドレス入力欄に貼り付けてお試しください)

もし、ご本人によるログインでしたら、お手数ですが本メールの破棄をお願いいたします。

ご意見やご要望

スクウェア·エニックス会社

2014年01月16日

一読して、日本人が書いた文面でないことが明らかなので、おかしいと気が付きました。
そもそも、私は「株式会社スクウェア・エニックス」にアカウントを持っていません。
Fromのアドレスもスクエニと関係がなく、おかしいです。

ちなみに、上記のhttps:の実際のリンク先は

http://secure.square-enix.com.a.zf-j.com/account/app/svc/Login.htm?cont=account
となっており、しっかり偽装されています。(間違ってクリックして、上記のURLにアクセスすることがないよう、"http://"の部分を全角文字に変えています。)

Googleで検索したところ、私と同様に、ECカレントにしか登録していないメールアドレスに、上記と同様のメールが届いたという記事が散見されます。
中国人しか使わない文字があるとのことで、中国人の仕業のようです。
ちなみに、ECカレントの運営会社の代表者は中国人なので、社内に中国人が出入りしていてメールアドレスを不正に取得した可能性もあるかも知れません。
そういう意味では、ECカレントも被害者と言えるのかも知れません。

ECカレントは、これまでにも度々利用していて、通販自体でトラブルに遭ったことは一度もなかったのですが... このような個人情報の流出が起こるとは、とても残念です。

ECカレントに登録したアドレスは、数日以内に破棄します。
もしかすると、メールアドレスの流出に関する謝罪メールがECカレントから来るかも知れませんので、すぐに無効にするのは待つことにしました。
でも、金輪際、ECカレントで商品を購入をすることはないでしょう。

■2014/1/17 追記
同じメールが2日続けて送られて来ました。
ECカレントに登録したメールアドレスは、廃棄せざるを得ないです。

■2014/1/18 追記
コメントを下さった方、ありがとうございます。
当初、サイトの実名を記載していましたが、本記事が元で売り上げが激減して倒産、となると流石に心が痛む(あと、損害賠償請求を起こされたくない)ため、「大手通販サイト」に改めました。もしかすると、本記事そのものを削除するかも知れません。
いただいたコメントのほうも、勝手ながら、「大手通販サイト」に改めさせていただいています。
ご了承ください。

なお、同様のフィッシングメールが来てお困りの方で、流出元の可能性のある通販サイトについて知りたいという方がいらっしゃいましたら、個別にお答えすることは可能です。
コメントをいただけたら、コメントを公開せずに個別にメールを差し上げます。

■2014/2/1 追記
「ECカレント」などでカード情報流出か 3サイトで最大9万4359件という記事が出ていました。

家電通販サイトを運営するストリームは1月30日、「ECカレント」「イーベスト」「特価COM」を管理するWebサーバが外部からの不正アクセスを受け、最大9万4359件のクレジットカード情報などが流出した可能性があると発表した。

 流出した可能性があるのは、昨年9月28日~12月9日までの情報で、購入者の氏名、メールアドレス、カード情報。

 昨年11月にカード会社から、同社で購入履歴のあるユーザーのカードが同社以外で不正使用されたと連絡を受け、調査会社を通じてログを調査したところ、不正アクセスの痕跡があり、個人情報が不正に閲覧された可能性が高いことが分かったという。

 不正アクセスの原因となった脆弱性は、昨年12月18日までに対策を行ったという。再発防止策として1月31日以降、カード情報を保持しない決済方法に随時変更を進めている。

 情報漏えいについては全会員に対して通知するほか、カードの交換を希望する会員には必要な費用を負担するとしている。また、漏えいした可能性のあるカード番号をカード会社に通知し、連携して対応するとしている。

 同社は、顧客に対して「多大なるご心配をおかけすることを深くお詫び申し上げます」と謝罪。正確な被害状況の確認に時間がかかり、発生から発表まで時間を要したことについても謝罪している。

運営会社から公式に見解が出されましたので、本記事でサイト名を伏せる理由はなくなったと考え、元のようにサイト名を記載させていただいています。
1月中にいただいたコメントにつきましては、コメントをいただいた時点では「EC CURRENT」「ECカレント」「大手通販サイト」の記載が入り混じっており、今となってはどれが原文だったか確認する手段がないため、「大手通販サイト」のままにしています。が、ECカレントを言及したものであったと思っています。もしも他のサイトのことを指していた場合、改めてコメントをいただけると幸いです。

なお、今回の発表(の表現)には、当方は疑念を抱いています。
私がECカレントで最後に商品の購入をしたのは、2013年の6月です。これだと、上記引用記事の漏洩対象ではないことになってしまいます。
他の期間の取引にも個人情報流出の疑いがあると、ストリームには認識していただき、適切な対応をして欲しいと考えています。