先日ホワイトBB開通日の連絡で書いていたように、昨日ホワイトBBの局内工事が終わり、ADSLモデムも届いたので、帰宅後に早速ADSL環境構築に臨んだのですが、結局その日はインターネット接続確認までたどり着くことが出来ませんでした。
IPアドレス設定まわりに苦戦したからです。
ADSLモデムの箱の中は、とても簡素なもので、説明書の類は新聞紙(タブロイド誌)サイズくらいのADSLモデム接続ガイドが1枚だけでした。
それを見ながらケーブルの接続をして、宅内の機器の設定はこれまで当ブログのネットワーク環境で紹介して来ていた各社のADSLや光環境などで使っていたのと同じにしていました。
それだけではインターネットにつながらなかったので、まず自宅内のADSLモデムへのpingを試したのですが、応答がありません。
これまで数々のプロバイダを渡り歩いた経験から、デフォルトゲートウェイのアドレスは192.168.0.1か192.168.1.1のいずれかだろうと思って試していたのですが、パソコン側をどちらのネットワークセグメントにしてpingを打っても、応答がありません。
そもそもADSLモデム接続ガイドは「線をつないで電源を入れたらすぐに使えます」といったノリで、IPアドレスに関する記載はまったく見当たりませんでした。
IP電話は使えていたので、宅内ネットワークの問題を疑いましたが、我が家は有線部分と無線部分とがあり、夜遅かったので、その日はそれ以上の調査は断念しました。
今日、ネットで検索をしていて、ようやく謎が解けました。なお、以下の情報は、SoftBankのホワイトBB関連のページから辿っても、見つけることはできませんでした。
まず、デフォルトゲートウェイの初期設定値は192.168.3.1になっていて、パソコンのIPアドレスは192.168.3.xxにしないといけないとのこと。
これには驚きました。
こんなにも一般的な設定と異なる設定をデフォルトにするなら、ADSLモデム接続ガイドに書いておいて欲しいものです。
とりあえず、パソコン側に192.168.3.3を割り当てて、ADSLモデムへのpingとインターネット接続ができることを確認しました。
さて、わが家にはIPアドレスを持つ機器が6台(パソコン3台、プリンタ1台、BD/DVDレコーダー1台、他1台)あり、そのうち5台はIPアドレスが変わって欲しくないので、基本的にDHCPは使っておらず、192.168.0.xxのアドレスを固定で割り当てています。
流石に5台全部IPアドレスを振り直すのは面倒なので、ADSLモデムの設定のほうを直すことにしました。
まずは、管理画面へのアクセスで、ブラウザからhttp://172.16.255.254/にアクセスします。
ユーザーIDとパスワードは、どちらもアルファベット小文字4文字のuserです。
これで管理画面にログインし、セットアップメニューから「詳細設定モード」に行き、「IPアドレス/DHCPサーバ」の「本機IPアドレス/サブネットマスク」を192.168.3.1から192.168.0.1に変更し、ADSLモデムを再起動します。
パソコンのIPアドレスのほうも、192.168.3.3から元の192.168.0.3に戻し、これで我が家のIPアドレスを持つ機器がこれまで通りすべてインターネットに接続できるようになりました。
上記のような手順は、説明書として添付するか、SoftBankのホワイトBBのホームページから簡単にたどれるところにおいて欲しいものです。
ところで、SoftBankのホワイトBBのページを仔細に見ていて、驚くべき事実を知りました。
ホワイトBB利用規約の最後に、「故障/破損の際の修理交換料金」として7,500円(税込)という記述があるのです。
故意に破損させた場合に請求されることに異論はありませんが、この手の機器は24時間通電で使う(しかも、けっこう熱を持つ)ので、2,3年もすれば故障しても不思議ではありません。実際、無線LANブロードバンドルーターBLW-54CW3の故障で書いたように、私自身2年足らずでの故障を経験しています。
そして、この修理交換料金について、今確認したところ、確かにホワイトBBのパンフレットに小さい字で書いてはありますが、加入申し込みの際に口頭で説明を受けた記憶はありません。
加えて、パンフレットには「および故障等の原因調査・修理・交換等の必要な処置に要した費用をお客様にご負担いただきます」との追加での記載もあります。
仮にSoftBankの携帯電話の有償修理料金と同じレベルの費用設定だとすると、明確に「自分に落ち度はない」と説明できなければ、送料も含めて、下手をしたら合計ウン万円の請求になる可能性も十分にあるわけです。
1,980円/月という業界最安値の価格設定も、故障時の高額な修理交換料金で帳消しになってしまうリスクがあります。
とりあえず、時々ネットで情報収集をして、万が一、普通の経年劣化でも修理交換料金を請求されるケースが散見されるようであれば、2年後を一つの区切りとして、別のブロードバンド接続サービスへの乗り換えを改めて検討しようと思っています。
■関連記事(よろしかったらこちらもお読み下さい)
・ホワイトBBの実効速度
・@nifty WiMAX Aterm WM3500Rの実効通信速度
Anonymous
参考になりました。
ところが192.168.1.1には変更できませんでした。
何度やっても「無線LANとLAN(192.168.1.1)のサブネットは同じです。」と表示されました。どうやらファームウエアで制限をかけているようです。
ネットワーク全部変更だ~
(T_T)
管理人
コメント、ありがとうございます。
既にホワイトBBは解約しておりこちらで再現テストをすることは出来ませんが、貴重な情報、ありがとうございます。
Ken
参考にさせていただきました。ありがとうございます。192.168.1.xxx は無線予約済みなので使えないのですね...全部直します。えーとメインPC、NotePC(LAN,Wifi)、家族全員のスマホ、息子のPSP...いくつあったけな?????
後無線ルータですね
しかもDNSが【129.250.35.250】なんてどこにも出てないじゃないですか~
不親切極まりないサービス
ありがとう
管理人
Ken様、コメントありがとうございます。
返信が遅くなってしまい、失礼しました。
調べてみたところ、129.250.35.250はNTT America Technical OperationsのDNSらしく、どうやらDNSをこれに設定すると速くなるとの巷の噂があるようでした。
興味深いですね。