劇場版「空の境界」忘却録音【感想】

TSUTAYAのDISCASでDVDをレンタルして見ました。
オープニングは、「えっ、これが『空の境界』?」と思えるほど神秘的なもので、その後もほんわかした展開が続きます。

特に、本編の主人公は、式というよりも幹也の妹、鮮花と言って良いでしょう。式は引き立て役のような感じです。鮮花ファンが増えそうですね。
式が鮮花に対して(幹也に関して)思ったことを言った時とか、鮮花の兄幹也に対する禁断の想いが式に語られるところとか、そうしたシーンでの鮮花のポッとした表情が、青春ラブストーリーものだなぁと思えて良かったです。

一方、「空の境界」と言えばバトルがつきもので、鮮花と黄路との魔術対決、迫力があってなかなか良かったです。
鮮花と黄路が戦っている間、式は学園の先生で実は魔術師の玄霧と戦いますが、途中、玄霧が腕をブランとさせており式が一太刀浴びせたようには見えたのですが、結局のところ、玄霧には逃げられてしまったようですね。
何にせよ、鮮花はミッションを完遂することが出来、最後は幹也とのデートも出来て、ハッピーエンドで良かったです。

ところで、冒頭、鮮花が学園の校舎内を走り回っていた時、白杖を持った女子生徒がいましたが、あれは浅上藤乃ですよね。
痛覚残留で式と戦った後、一命は取り留めていたはずなのですが、視力を失ってしまったのでしょうか。

それと、例によって、エンドロールの後にも続き(次回作への伏線)が入っていますので、途中で止めないように気をつける必要があります。
が、このシーンは「空の境界」らしく、ちょっと(「空の境界」の中でも格段に)グロいので、本編の余韻を汚さないで済ませるために、あえてエンドロールの途中でSTOPボタンを押すという選択肢もありかも知れません。

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